いかなごの釘煮

釘煮は、生のイカナゴから炊くので、よほど新鮮なイカナゴでなければ、身がくだけてしまいます。
新鮮なものを炊くときでも、そこのところには細心の注意を払います。
下手に混ぜようもんなら、ぼろぼろになってしまうから。
最近、スーパーや百貨店で生のイカナゴが出回っていて釘煮を炊くのが流行っているけれど、鮮度には要注意。 それに、じっくり炊くので時間もかかり、なべのそばを離れられない!
そこで、「小女子」(イカナゴ天日干し)から作る「カンタン釘煮」をご紹介します
いかなご釘煮

●●● 材料 ●●●

小女子(いかなご天日干し)・・・ 120g
しょう油 ・・・・・・・・・・ 50cc~60cc
さとう ・・・・・・・・・・・・ (中ザラ)40~50g
酒 ・・・・・・・・・・・・・・・ 20cc
みりん ・・・・・・・・・・・・ 10cc
土生姜 ・・・・・・・・・・・ ひとかけ


≪作り方≫
1.小女子を塩抜きする(必ずすること。) なべに湯を沸かし、分量の小女子を入れる。ひと煮立ちしたらざるにあげ水気を切っておく。
2.土生姜をせん切りする
3.厚手の鍋に分量の、しょう油、酒、さとうを入れ火をつける。 さとうが溶け、ひと煮立ちしたら2の生姜を入れる。
4. 3へ1の小女子を入れる。 はしで煮汁に小女子をなじませる。
5.中火くらいで箸で軽く混ぜながら煮詰めていく。  (強く混ぜるといかなごが切れてぼろぼろになるので注意!)
実山椒を入れたい人はこのあたりで。
6.5~10分で煮詰まってきたら、照りをだすためにみりんを入れる。中火で、こがさないよう手早く混ぜ、仕上げる。ざるにあげ、汁気とあら熱を取る。

いかなご釘煮

≪ポイントメモ≫
●おしょうゆとお砂糖の微妙なバランスは、
 はじめは少なめに入れておき、ご自分の好みで、
 あとですこしづつ足していってください。
※自然食のお砂糖を使うとやさしい甘さに。かずえのは「ムソーの『優糖精(ゆうとうせい)』」を使ってます。

●なべは必ず厚手のものを使うこと、
 薄いと煮汁がすぐ蒸発して焦げやすくなります。
●「生姜ひとかけってどのくらい?」って思うけど、
 ショウガは多いほうがおいしい!
 あればたっぷりいれて
 盛り付けのとき、好みでごまをトッピングして。