ちりめん山椒

京都名物のちりめん山椒を手作りで。
薄味に仕上げたので、日持ちはしない代わりにたっぷり食べられるおいしさです。
家庭ならではのしっとりタイプ、お店で売っているようなからからタイプのどちらもできるレシピを紹介します。
京都にいた頃料理をいろいろ作りましたが、味付けは、私の印象では、「うすい」というより「砂糖をあまり使わない」「柚子や山椒のハーブは大好きでたくさん使う」という感じでした。
和歌山産の新鮮な山椒としらすで、なつかし~い京都を味わいました。
ちりめん山椒

●●● 材料 ●●●

ちりめんじゃこ ・・・・・・・・ 150g
山椒の実(ゆでたもの)・・・ 大さじ3 →下ごしらえ
みりん ・・・・・・・・・・・・・・・ カップ4分の1
酒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ カップ1と4分の1
しょう油 ・・・・・・・・・・・・・ 大さじ1
薄口しょう油 ・・・・・・・・・ 大さじ2
(しらすの塩分も考慮して加減する)
さとう ・・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ1
(京都味にするなら入れない。
私はこれくらい入れた方が好き。)

≪作り方≫
ちりめんじゃこはざっとフライパンでからいりする。
なべに、みりん、酒を入れて火にかけ、アルコール分をとばす。
しょう油と、薄口しょう油を加え、ちりめんじゃこを加えてあくを取りながら弱火で15分くらい煮る。
煮汁が半分くらいになったら、山椒の実を加え、さらに5分くらい煮る。
煮汁が少なくなったら、なべの中央をドーナツ状にあけ、真ん中に集まった煮汁をスプーンですくって具にまんべんなく回しかけながら弱火で5分くらい、煮汁がなくなるまで煮る。

- メモ-
途中で煮汁がなくなったら、水を適宜足しながら煮るとよい。

山椒の樹

≪ポイントメモ1≫
―保存方法―
「しっとりタイプ」
煮汁がなくなるまで煮つめたちりめん山椒をバットに広げて水分をとばししてから密閉容器に移し、冷蔵庫で保存する。 約2週間保存可能。
「カラカラ乾いたタイプ」
煮汁がなくなるまで煮つめたちりめん山椒を天板にオーブン用の紙をしいて平らに広げ、120℃~125℃に温めたオーブンに入れて7~8分乾燥させる。はしで上下をかえして再びオーブンに入れて7~8分乾燥させ、さらにオーブンのスイッチを切ってそのまま5~10分おき、余熱で乾燥させる。密閉容器に移し冷蔵庫で保存する。
約1ヶ月保存可能。


山椒の実 下ごしらえ
房から山椒の実だけをとっているのは義母、行美さん。 家中、山椒のすがすがしい香りが広がる。

≪ポイントメモ2≫
―山椒の実の下ごしらえ―